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建築設計事例:紅石荘
山梨県北杜市の古民家を栃木県那須郡に移築再生した事例です。
建築主の希望は素材として選択した古民家を用いて開放感のある居間を実現する事と、壁の色は「シャーベットオレンジ」とする事でした。これに応えてプランニングを行うとともに、再生民家としてはやや特殊な壁色が古材と美しく調和するように、屋内の色調をコーディネイトしました。寝室の襖紙(灰汁染め手漉き和紙食い裂き貼り)のグレー、玄関ホール間仕切りの鉄板壁とステンドグラスパネルのシルバー、ステンドグラスランプに用いたパープルなどは、この建物の基調となった赤系統の色と古材の色との仲介色として機能しています。
「紅石荘」内観 ステンドグラスパネル「源姿」の入った玄関ホール鉄板壁
紅石荘東面外観 左:紅石荘東面外観。
腰高の玄関ポーチの屋根は、かつて座敷があった部分の架構をそのまま活かして下屋としました。左側にこの続きとなる内部からの梁の断面が見えていますが、敢えてこの幅で止めて立面を特徴づけています。
東面下屋の小屋組み 南立面
上左:東面下屋の小屋組みを南側から見る。
上右:シンプルな南立面。
南面・軒の出桁を支える腕木 左:南面・軒の出桁を支える腕木。このような形に組まれていた古材を再利用しました。
玄関と四判石を用いたアプローチ 大黒柱上部
上左:玄関ポーチ。アプローチの石は、移築前には四判石だったものを再利用しました。
上右:大黒柱上部の小屋組みの様子。
小屋組みの架構 左:小屋組みの架構。
一見そのまま再生したように見えますが、部材は力強さを演出するためよりふさわしい場所に入れ替えるなど意匠的な操作を行っています。又、北面の屋根は那須連山を眺めるために一部を突き上げ、小部屋を設けました(下写真参照)。
「紅石荘」の由来となった中国産の赤御影石を用いた床と大黒柱 2階の隠れ2畳間「守庵」
上左:「紅石荘」の名の由来となった中国産の赤御影石を用いた土間的居間の床。奥に見える大黒柱の礎石は、再生前に使われていたものを再利用しました(手前は小黒柱)。右手に見える違い棚は再生前の古民家では床の間に使われていたもの。天袋の手描き和紙も再利用し、地袋は「灰汁染め手漉き和紙食い裂き貼り」で仕上げました。
上右:那須連山を眺めるための小部屋。
土間的居間から寝室へと段差を設けた廊下 玄関ホール北面の窓は細い格子の美しい古建具(書院障子)を再利用
上左:石貼りの土間的居間から寝室へと段差を設けた廊下。廊下の床板は、再生前の古民家では縁側に使われていたケヤキの板を磨いて再利用しました。
上右:玄関ホール(鉄板壁の反対側)。正面の格子は書院障子を再利用したものです。ランプは当社工房オリジナル。 →詳細参照
西側立面 手漉き和紙を襖に用いた寝室
上左:西側立面。
上右:寝室。襖は「灰汁染め手漉き和紙食い裂き貼り」。オリジナルランプに赤いスティップルガラスを用いてアクセントとしました。
寝室のオリジナル照明 玄関ホールのオリジナル照明 吹き抜けのオリジナル照明
寝室の行灯型ランプ 夫人の為のデスクランプ 廊下のオリジナル照明
和室のオリジナル照明
「紅石荘」に用いた主なオリジナルステンドグラスランプ。
当社工房部門では、設計特殊意匠効果として、オリジナルデザインによる照明・ステンドグラスパネルなどの制作を行っています。詳細をご覧になりたい方は 紅石荘ステンドグラス詳細ページをご参照ください。