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建築設計事例:昌福寺・庫裡耐震補強設計
山梨県南巨摩郡富士川沿いに建つ「昌福寺」の庫裡を耐震補強した事例です。
設計に当たっては木構造と土壁など自然素材の魅力と特性を活かした補強を実現するため、既存建物の綿密な調査に基づく構造の限界耐力計算による設計を行いました。
   (「既存建築物の耐震改修デザイン(社団法人建築学会)」への当社提案パネル→参照)。

庫裡・補強材を入れた小屋組 左:庫裡・補強材を入れた小屋組み。新しく加えた材には古色を施さず、古材と対比させた。
昌福寺庫裡外観 左:昌福寺庫裡外観。近郊でも最も古い形のひとつである独特の素朴なプロポーションが暖かさと親しみを感じさせる。外観だけでなく、本寺は四季折々の行事とコンサートなどのオリジナルなイベントの開催によって地域の人々に親しまれている。
→昌福寺ブログ「彩色」参照
床下の足固めの様子。丸い穴は通気孔。 補強のために新たに設ける壁も土壁で。
上左:工事中、柱間を床下で補強する足固めの様子。丸い穴は通気孔。
上右:補強のために新たに設ける壁も、ヌキを通した土壁で造る。
土壁、下塗りの状態。 土壁、裏返し塗りの状態。
上左:土壁。下塗りの状態。ヌキとクサビの様子がわかる。
上右:土壁。裏返し塗りの状態。この後、中塗りと漆喰による仕上げ塗りを行なう。
古材を用いた天井仕上げ 床の間
上左:新材と交換した古い小屋貫材を再利用した天井仕上げ。ゴツゴツしたテクスチャーが面白い。地域の人々の手によって造られ伝えられてきた古い材料を大事に使う精神。
上右:シンプルな床の間。中塗り壁の土にベンガラを混ぜて塗り、床の間に仕立てた。床の間の板は古い床板を再利用した。