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BIMとは?・・・「Building Information Modeling」による設計について

1.「住まい(建築)は間取り(平面)から成るのではなく、立体の中の空間で構成される」

BIMは「Building Information Modeling」の略です。BIMではコンピューターの中の3D仮想空間に、実際に建てるように建築物のモデルを作成して行きます。2Dの設計図面を元にして3D画像を起こすのではなく、最初から3Dで設計を考えるということです。そもそも建築物は立体なので3Dで考えるのは合理的と言えますが、建築内の3D空間をイメージするのが難しければこれはそう簡単なことでもありません。逆に言えば、設計中の建築を3D空間として表すことは、設計者と建築主のイメージの共有に大いに役立つわけです。これがBIMを用いる大きなメリットの一つです。

庫裡内観・大広間から玄関 左:庫裡内観・大広間から玄関

BIMソフトの画面上では、建物の内部へ入り自在な視点から3D空間を検証することが出来る。


2.「住まい(建築)の目的(テーマ)は何か?」

建築には少なからぬ費用が掛かるので、「あれこれ希望を盛り込んだ挙句に予算調整に四苦八苦する」ということになりがちです。ある程度の苦心は後々の思い出になるとしても、四苦八苦する内に当初の目的を見失っては元も子もありません。例えば耐震補強が目的であれば、予算の都合があっても耐震上重要な部分を削るわけには行かないのです。
3Dの建築モデルにそういった「外せない部分」を分かり易く表示することで、建築の目的を逸脱せずに設計を考えることが出来ます。特に建築関係者が大勢いるような場合は明解な表現が説得力を持ちます。
庫裡・軸組 左:庫裡・軸組
庫裡・軸組 左:庫裡・軸組(色分表現)

ここでの着色は再使用する部材と補強要素をわかりやすく区別するためのもの。BIMの画面上では上図と交互に表示し比較することで、耐震補強を施す部分が一目瞭然となる。


3.「住まい(建築)の長寿命化に備える」

日々の使用に耐え、気温の変化や風雨に晒される建物は適切なメンテナンスによって初めて長く使い続けることが出来ます。又、住まい手や使用者の変化等から改築・改装が必要になることもあります。BIMを用いた設計図書には、形状や寸法だけでなくさまざまな建築的属性(素材や構造や部品ごとの詳細情報:耐久性能・耐震性能・省エネ性能・法への適合性・建設時の記録など)を格納することが出来、必要な時に参照することが可能です。メンテナンスや改築・改装の際、建築的属性データの有無は対費用効果に大きく影響して来ます。   ※建築的属性データの入力サービスは設計監理業務外費用となります。


4.「レンダリングとバーチャル体験」

プレゼンテーション時や建築関係者が大勢いるなどイメージの共有・説得力ある表現が強く求められる場合は、BIMで作成した建築モデルにレンダリングを施すことにより、完成時の姿に近いイメージを把握・伝えることが出来ます。
又、建築主が無料アプリケーション(BIMX)を活用し、自身のスマートフォンやタブレットで3Dモデルを繰り返し観て空間の体感やイメージの確認を行うことも可能です。(参考及び当社導入ソフト:GRAPHISOFT ARCHICAD)
                     ※プレゼンテーション時以外のレンダリングは設計監理業務外費用となります。


庫裡内観・玄関から通し(レンダリング前) 庫裡内観・玄関から通し(レンダリング後)
上:庫裡内観・玄関から通し レンダリング前後の例。
右のレンダリングでは部材の質感を実際のイメージに近づけた他、光源の設置による効果も検討している。


庫裡内観・大広間から玄関(レンダリング後) 庫裡内観・大広間(レンダリング後)
上:庫裡内観・大広間のレンダリング後。

庫裡内観・大広間から玄関(レンダリング後) 左:庫裡内観・大広間から玄関
レンダリング後。
庫裡内観・厨房 左:庫裡内観・厨房
レンダリングにより厨房の什器などに質感を描き込み、完成時のイメージに近づけて行く。
左:庫裡外観・南東(3月1日11時)
日差しの強弱・影の落ちる深さを日付・時刻に連動させてレンダリングに反映させた例。